・あらすじ エレンの身を案じながらも、避難の防衛に当たるミカサ。巨人を屠りながら、自分の過去を思い返す。

まだ幼かった頃、父と母と3人で幸せな日々を過ごしていたミカサだが、ある日強盗に両親を殺され自身は誘拐される。あっという間に日常を破壊され絶望したミカサは、山小屋に監禁されただ売り飛ばされるのを待っているだけの状態だった。



その頃、医者である父の診療に付き添ってミカサの家を訪れたエレンは惨状を目の当たりにし、まだどこかにいるはずのミカサを探して監禁されている山小屋を発見する。無力な子供を装い隙を突いて強盗2人を殺しミカサを解放するも、残った一人に不意を打たれ絶体絶命の危機に陥る。


エレンはミカサに呼びかける。戦え。勝たないと死ぬ。勝てば生きられる。
ミカサは今まで『力のない者は死ぬしかない』というシンプルな世界のルールから目をそらしていたことに気づく。その瞬間に震えが止まり自分を支配できたミカサは、エレンに気を取られている強盗を背後から刺殺する。



家族と帰る家を失い、これからどうすればいいのかもわからないミカサに、エレンは手を差し伸べる。
「帰ろう。俺達の家に」
こうしてミカサはイェーガー家の一員となった。


民間人の避難を見届けたミカサは、独断で前線の援護へ向かう。
私には帰る場所がある。エレンさえいればなんでも出来る。
ただただエレンのことを思い、ミカサは前線へと急ぐのだった。

・感想 なんとも重苦しいミカサの過去エピソード。
エレンは生きることへの執着が凄まじいですな。あの年齢であそこまで出来るか普通。
あと原作を読んだ時にも思ったんですけど、やっぱりミカサって色々秘密が隠されてそうです。
ミカサの母親の家系に代々伝えられているという模様には、どんな意味があるんでしょう。原作では刺青だったのがアニメでは刺繍になってましたが、つまり模様自体を受け継ぐのが大事で形はどうでもいいんでしょうか。今のところ原作でも明かされていないあの模様の秘密ですが、この改変によって面白みが下がらなければいいのですが。
ちょっと気になるのがミカサが覚悟を決めてナイフを拾ったシーン。脳にバチバチッ!と電撃が走るような、原作にはなかった(気がする)演出がありましたけど、あれもなにかミカサの秘密に関連してるのかなー。ただの演出かもしれませんが。
床板を踏み抜いたりナイフの柄を握りつぶしたりもしてましたし、あれらの以上な力は果たしてただの『火事場の馬鹿力』なんでしょうか。その後も異常な強さを保ち続けているのを見るに、やっぱりなんか秘密があるんじゃないかと疑ってます。
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