架空チョコレート

アニメやゲームなど2次元、60センチドールと等身大ドールを中心に2,5次元、あと日常のことや気になったことなんでも。そんなブログ。

おっさんの私が、おっさんの友達と一緒に見知らぬおっさんが娘のために録画していたプリキュアを見に行ってきた話

 今日はニチアサがお休みで寂しいので、プリキュアに関するちょっとした思い出話を。

 私はアニメやドラマなど続き物の番組を見る際は、リアルタイムで見る場合と友人が録画したのを見せてもらう場合があります。この友人を仮にAとしておきますが、日曜日はお礼代わりの昼食やおやつを持ってA宅へプリキュアと仮面ライダーを見せてもらいに行くのが恒例行事なんです。

 ところが先月3日の日曜日のこと。朝少し遅め、プリキュアの放映がちょうど終わった頃に起きると、友人からこんなメールが届いてました。


『プリキュア録画し忘れたよー\(^o^)/』


 泣いた。



 でも仕方ないですよね。人間誰だってミスはあります。しかも私は見させて頂いてる立場です。あれこれ文句を言うのはあまりに常識外れなので一言『死ね』とだけ返信してその日は朝から拗ねていたのですが、夜の8時頃になってこんなメールが届きました。


『俺の友人がプリキュア録画してた。行くぞ』


 行くぞて。
 そのAの知り合いとやらは私は全く全然これっぽっちも知りません。いい歳したおっさんが見知らぬ人の家にプリキュア見に行けってか。



「いやいやちょっと待ってあり得ないだろう。どこの世の中に知らん人の家にアニメ見に行くバカがいるんだよ」

A
「じゃあお前プリキュア見たくないのかよ」


「いや見たいけど」


 そんなわけで行って来ました。
 Aの車に揺られて約15分、辿り着いたのは結構立派な一軒家。



「あの……友人さんってこんな家に1人で住んでるの?」

A
「え。いや、既婚者だよ。夫婦と4歳の娘さんの3人暮らし」


「もしかしてその録画したプリキュアって……」

A
「娘さんのためにだよ」


 待て。予想外だ。
 私もAも絵に描いたような独身キモオタ。そのAの友人でこんな時間に気兼ねなく録画したプリキュアを見せてもらえるような相手というから勝手に同種だと思い込んでたのに世帯持ちかよ。



「その人アニメとか見る人?」

A
「いや全然」


 あかん。真人間や。
 私のような日陰者が、立派に家族を養ってる一般男性の立派な一軒家にこんな時間にずかずか上がり込んで「プリキュア見せてくれぃ」ってか。

 ありえん。



「帰る。つらい」

A
「プリキュア見たくないのかよ」


「いや見たいけど」


 結局、呼び鈴押した。
 程なくして出てきたのは、スポーツやってそうな少し大きめの体躯に眼鏡をかけた爽やか度100%なおじ様。CLAMPマンガのお父さんキャラっぽいビジュアルです。


CLAMPパパ
「あ、Aさんこんばんわー」

A
「うっす。さっき電話した友達連れてきたで」

CLAMPパパ
「ああ、プリキュアの方ですね。どうも、はじめまして」


 プリキュアの方。なんて凄い呼ばれ方だろう。『スマイル』から見始めたにわかファンの私がこんな呼称を頂いてしまっていいものか。


CLAMPパパ
「どうぞ、遠慮なく」


 死ぬほど遠慮したかったけど退くに退けないままお邪魔することに。

 家の中、めっちゃ綺麗。なんか廊下に高級チックな花瓶に入った花とか、額に入った芸術っぽい絵画とか飾ってる。うちの廊下なんて米屋に貰ったカレンダーをセロハンテープで貼っつけてるくらいなのに。

 んで通されたのは広いリビング。5人くらい座っても窮屈に感じないだろう広くてふっかふかのソファに腰掛けて、電気屋でしか見たことないような巨大なテレビでレッツプリキュア。


 もうね、視聴中はとにかくプリキュアだけ見つめて周りを見ないようにしてました。アウェイ感半端ない。居心地が良すぎて悪い。昔テレビで外国の山奥に住む原住民が日本に連れて来られて電車に乗るだけで落ち着かなげだった姿を見たことがあるのですが、多分今の私は同じ顔してる。

 2・3分経った頃、奥さん(美人)がケーキとコーヒーを持ってやってきた。これ絶対載ってるケーキも皿も高い。


奥さん(美人)
「どうぞ、ゆっくりしていってくださいね」


 素敵な笑顔のマダムに引きつった笑顔を返す私。ケーキくそうめえ。帰りたい。
 この奥さんが今までどのような人生を歩んできたか寡聞にして存じませんが、午後8時過ぎにプリキュアを見るためにノコノコ訪ねてきたおっさんにケーキとコーヒーを振る舞ったのは多分生まれて初めてでしょう。

 天国のような空間の地獄のような時間が10数分過ぎてプリキュアも折り返し地点に入った頃、その場に娘さんがやってきた。そしてリビングに陣取る我々を見て叫んだ。



「あ! プリキュア見てる!」


 死にたくなった。
 どうして子供ってこう、見たままを言葉にしてしまうのでしょうか。それは時に人を傷つけるよ?

 しかも娘さん、そのままCLAMPパパの膝に座って一緒にプリキュア視聴開始(※パパはプリキュアを見ていたわけではなく時々Aと喋りながら本を読んでいた)。
 残り10分ほど、とにかく娘さんの方を見ないよう首関節をロックしてひたすらテレビ画面だけに見入ってました。こんな状況で子供の無垢な瞳と目があってしまったらなんかよくわからん敗北感で死ぬ。確実に死ぬ。


 こうして永遠のような25分ほどの時間が過ぎ、無事プリキュアを見終えた私は精魂尽き果ててぐったりとソファーにもたれておりましたとさ。アニメを見るのにこんなに体力使ったの初めてです。限定フィギュア求めて日本橋のオタク街を隅から隅まで歩きまわったときより疲れてる。

 もうこんな空間に1分1秒たりともいられるものかと、CLAMPパパと楽しそうに談笑するAを小突きまくってさっさと帰ることに。すると奥さんと、パパさん、パパさんに抱っこされた娘さんの3人、家族総出で見送ってくれました。

 眼鏡の奥から柔らかな微笑でCLAMPパパが一言。


CLAMPパパ「またいつでもお越しくださいね」




もう二度と来ねーよ!!ヽ(`Д´)ノ

 録画機材買おうと思います……。


二度と戻らぬ





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[ 2015/06/21 20:04 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)
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