架空チョコレート

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仮面ライダー鎧武 第47話(終)『変身!そして未来へ』 あらすじと感想

・あらすじ

 全ての終結から7ヶ月。
 光実は仲間たちの元へも戻らず、兄との気まずい日々を過ごしていた。

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 そんな時、突如現れた少女が謎のアーマードライダーへ変身、『復讐』の名目で襲いかかってくる。光実達の記憶からはもはや消え去っていたが、それはかつて倒したコウガネが力を取りどした姿だった。

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 コウガネは街を破壊して回るが、もはやベルトもロックシードも全て処分済み。打つ手はないかと思われたが、貴虎は非常時に備え密かに黒影トルーパーのベルトを保管していた。初瀬のことで自分なりにけじめをつけるべく、そのベルトを預かり戦いを挑む城之内だが、力及ばず敗退する。

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 万事休すかと思われたその時、唯一ベルトとロックシードを温存していた光実が立ちふさがる。紘汰がいない今、自分たちがヒーローにならなくてはいけないと戦いを挑むも、コウガネが少女の身体を借りているだけだと知り手を出せなくなってしまう。

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 追い詰められた光実を救ったのは、遠く別の星へと旅立ったはずの紘汰だった。力を合わせてコウガネを倒し、やり直そうと決心を固めた光実の様子に安心した紘汰は、また地球から去っていくのだった。

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・感想

 とてもいい最終回だったと思いますが、1点だけ残念というか、複雑な気持ちになった部分が。
 こんな最後の最後に映画と繋げないで欲しかったかなと。


 別に映画を見てなくても「ああ映画で倒した敵が、復讐にやってきたんだな」ってのはわかるので、内容を理解するのにはそんなに問題ないです。別にその復讐事態が話の中心ではなく、あくまでミッチが復活するための言わば踏み台として機能しているだけですし。

 けど、やっぱりちょっとモヤモヤしちゃう。最終回で映画見た人だけのファンサービスなんてしないで、スッキリ終わらせることだけ考えて欲しかった。
 逆に劇場版を見たファンにとっては最高の展開だったのでしょうか? 私のように映画館嫌いの人間のこともちょっとは考えて欲しかったなーと切ない気分ではありますが、劇場に足を運んでくれた熱心なファンへのスタッフからのささやかなサービスという気もしますし、あんまり文句をいうのも無粋かも知れませんね。



 改めて、うん、良い最終回だった。
 道を誤り全てを失った(と本人は思っていた)ミッチも期待通り『変身』してくれました。

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 最初は仲間たちを、そして愛する女性を守ろうと戦いに身を投じたミッチ。世界に迫る危機的状況に一度は絶望したものの、それでも他の人類を犠牲にしてでも仲間達だけは守ろうとしていました。
 それがいつからか抑えこんでいた兄への息苦しさや尊敬する先輩への嫉妬、そして恋心が暴走し、質の悪い大人たちに利用されすべてを敵に回す立場に追い込まれ、最後には愛する女性まで失ってしまった。

 なんだか虚淵イズムを一心に引き受けたという印象のある悲惨なキャラですが、結構嫌っている人もいる様子。
 確かに最初ヘルヘイムの真実を知った際、かつての貴虎のように一部の人類だけを救い他の人類を見捨てるという道を、仲間と愛する人を守りたいという利己的な理由で選びました。けどなんせまだ高校生の男の子です。あんな状況じゃ自分の手が届きそうな現実的な範囲だけ守ろうとするのは当然の選択であり、紘汰のように全てを守る道を選ぶほうが稀でしょう。

 そして間違った道を選んでしまった子供を叱りつけるのは大人の役割なのに、ミッチの周りにはそんな人がいなかった。こんな不幸があるかって嘆きたくなりますが、そんな彼が恵まれたたった一つの、そして最高の幸運が紘汰の存在です。

 大人とも子供とも言えない半端な立場の彼だけは、大人の強さと子供の純粋さで持って最後まで味方でした。お陰でミッチも最後には『変身』できた。

 本当に良かったです。もう取り戻せないものもあるけれど、まだたくさんの守るべきものが残ってる。そして守り続けるうちに、きっともっとたくさんの守りたいものと出会えるはず。
 頑張れミッチ。これからも変身し続けるんだ。

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 城之内の扱いも良かった。最初の頃は最終回でこんな見せ場を貰えるなんて想像もできませんでしたよ。正直中盤に差し掛かる頃にはもう初瀬ちゃんのことは有耶無耶に流されるんだろうなと諦めてたんですが、こんな形で回収してくれるとは。

 もっと早くやれよって意見もあるかもしれませんが、あまり物語に絡まない、身も蓋もなく言ってしまえばライダーを増やすためだけと言っても過言ではないポジションなのに、放置されることなくちゃんとフォローしてもらえただけでも万々歳ではないでしょうか。
 おもちゃの販促である特撮ヒーローという性質上、色々と制約がある中こんな賑やかしキャラにもちゃんと愛の手を差し伸べてくれたことは称賛に値します。

 初瀬ちゃんを想いながらの変身、最高でした。

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 しかし! だからこそ!
 せめてコウガネが連れてたバッタ怪人(あれインべスなんでしょうか?)くらいは倒して欲しかったなー……。というか、あの流れならむしろバッタ怪人は倒すものの、コウガネには敵わず敗北、という展開のほうがよっぽど自然だったと思うんですけど。

 なんでああなっちゃったんだろう。この最終回はほぼミッチのために用意されたと言っても過言ではない内容だったので、後から駆けつける彼が敵2体相手に奮闘する姿を見せたくて、とか?
 でもそれならザコ2体用意すればよかったじゃん……城之内、最後まで微妙に不憫でした。


 城之内と言えばすっかり師弟関係となった凰蓮ですが、彼についてはホント死ななくてよかったなと。もうね、いつかの感想でも書いたと思いますけど、絶対城之内庇って死ぬ展開とか待ってると思ってました。

 死んだライダーは初瀬、シド、戦極、燿子の4人。虚淵脚本で多人数ライダーをやったのに、これだけに収まったのは素晴らしいことかもしれない(笑)。ザックは死んでても不思議じゃなかったしなあ。



 気になったのが、最後の御神木。あれは戒斗の想いが顕現した姿ではないかと私は思ってます。

 まず、紘汰との最終決戦後の会話を思い出してみてください。戒斗は紘汰のことを「本当に強い」と評していました。
 また今回の舞との会話でも、

舞「人類には、まだまだ未来があるよ」
戒斗「だが、いつかまた間違える」
舞「そうだね。そしてその度に、やり直す。間違いを正しながら、少しずつ歩いて行く」
戒斗「やはりお前は強いな」


 と、間違いから逃げずに戦う強さを認めています。

 そして御神木の前にやってきた3人の子供。男児2人の服装は明らかに戒斗と紘汰を意識したものでした。これは繰り返しの暗喩でしょう。

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 真っ白いワンピースの少女はオルタナティブ舞を連想させると同時に、キャンバスのようにどんな絵=未来でも描いていけることを現しているのではないでしょうか。

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 世界は繰り返していく。その過程で過ちも繰り返すけど、その度に何とかしようと頑張る人たちも現れる。そうして少しずつだけど、着実に前へ進んでいく。だから全部消してしまう必要なんてない。
 そんな人類の強さを、戒斗は認めた。だからこそ、ああして今の世界を見守る御神木になったんだと思います。



 さて、1年間全47話続いてきた『仮面ライダー鎧武』もこれにておしまい。とても夢中で追いかけてきましたが、正直な所、私には本作が『仮面ライダー』として良かったのか?と聞かれるとよくわかりません。
 フルーツをかぶって変身という馬鹿らしすぎる発想やダンスの華々しさで幕を開けたにも関わらず、回を追うごとにストーリーが重くなっていき、従来の2話完結形式というスタイルも放棄したせいで各種展開が積み重なり、子供が週1回の放送で追いかけるにはなかなか難しい物語になってしまったんじゃないかという気がしてます。

 私は日常生活で子どもとのふれあいが全くないのでよくわからないのですが、正直ちびっ子がこの作品を理解できていたのかどうか。そう心配してしまうくらい、ドラマに偏重しすぎに感じました。

 けれど、1つの物語として面白かったのは事実。
 このように意欲的な作品を生み出してくれたスタッフ一同に、心から感謝したいです。


 1年間ありがとうございました。







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[ 2014/09/29 15:39 ] 仮面ライダー鎧武 | TB(0) | CM(4)
二日ぶりのPCです(笑)
映画のあのキャラが復活した時は(めんどくさいやつが復活しちゃったよ)と思いました。

僕は光実を(ブトウロックシードを使うミッチ・・・略してブッチ)と呼ぶようになりました(爆)  

先ほど今は削除されてしまったドライブ&鎧武のMADに使われたBLUE ENCOUNTのSurvivorを久しぶりに聞いて感動してしまいました(うるうるうるうるうる)


ニコニコ動画にお気に入りに登録している鎧武の動画があるのですが、月人さんはニコニコは視聴できますか? 

虚淵玄さんは超人幻想という作品の20話の脚本を担当するそうです。

[ 2016/05/24 16:11 ] [ 編集 ]
> 僕は光実を(ブトウロックシードを使うミッチ・・・略してブッチ)と呼ぶようになりました(爆)  

ちょ、それ虚淵さんのアダ名ですがな(笑)
いやでもあの黒さなら似合うな……うん。
ミッチと戦国はもっとも虚淵さんらしさを感じるキャラでした。


> ニコニコ動画にお気に入りに登録している鎧武の動画があるのですが、月人さんはニコニコは視聴できますか? 

ニコニコは、黎明期の2007年ごろから2010年ごろまでは毎日のように見てました。
でも最近は全然です。


> 虚淵玄さんは超人幻想という作品の20話の脚本を担当するそうです。

まどマギのヒット以来、ブッチさんは脚本家として引っ張りだこで凄いです。
鎧武に誘われたのも、東映の人がまどマギで興味をもったのがキッカケらしいですよ。
[ 2016/05/26 20:24 ] [ 編集 ]
ツッコミありがとうございます!!!!!
ブッチは虚淵さんのあだ名でしたね(ざわざわざわ)


(杉田智和さんにお願いして会わせてもらった。)みたいなことを放送が開始される前に発売された雑誌で読みました。その頃はガルガンティアを観ていませんでした。

お気に入りに登録しているのは(From Banana Till Lord)と(新たな世界へとダイブしよう)という動画です。一応書いておきます。


[ 2016/05/27 21:34 ] [ 編集 ]
そりゃツッコミますって!
両方見てみました。
From Banana Till Lordの方は丁寧に作ってるなーと思ったら一部ネタに走った画像が突然出てきてバナナジュース吹いた。
[ 2016/05/29 11:55 ] [ 編集 ]
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