架空チョコレート

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50円で買ったPSソフト『superlite1500 パンゲア』がひどすぎて笑った

 昔から、なんとなく可能性を感じているけど今一歩作りこみが足りないな―と感じているゲームのジャンルに『スゴロクRPG』があります。このジャンル名は決して市民権を得ているわけではなく私が勝手にそう呼んでいるだけですが、要はRPG要素のあるスゴロクのことです。

 一番有名なのは『ドカポン』シリーズでしょうか。自分が知っている最古のソフトはファミコンの『すごろクエスト』ですね。他にもスーパーファミコンで幾つか出ていたり、PSでは以前感想を書いた『ソウルマスター』があったり、わりと近年ではPSPでこんなのが出ています。


 それほど世間に定着しているとは言いがたい微妙な立ち位置のジャンルなんですが、その割には地味に色々出ており、私も幾つか買っているもののどうも「これは最高だった」と言える作品に出会えず、満たされない欲求にモヤモヤとしておりました所、偶然ゲームショップにてこんなソフトを見かけました。

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 PSソフト『superlite1500 パンゲア』。すごろく感覚RPGですって!
 見た感じ新品に見えるほど綺麗なのに50円という脅威の安さで投げ売りされており、このジャンルを偏愛しているものとしてスルー出来るわけもなく200円位しか入ってなかった財布を開いて購入、遊んでみました。

 結論:笑った。

 とっても酷いゲームでした。多分、スタッフにあんまりやる気なかったんだろうなと思える投げやりな部分が散見されます。50円だから笑えるけど1000円以上で買ってたら多分暴れてた。


 えーこのゲームはですね、ジャンルに『すごろく感覚RPG』と銘打たれている通りあくまで『スゴロク要素のあるRPG』でして、ドカポンのような『RPG要素のあるスゴロク』ではないです。RPG要素の方が強いです。

 ゲームは街のメニュー画面からスタートします。まず最初に酒場で『戦士』『僧侶』『魔法使い』『盗賊』の中から職業を選んでキャラを作り、最大4人のパーティを組みます。『ウィザードリィ』や『ドラクエ3』のような感じです。ちなみに各職業性別を選択可能。

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 晴れてパーティを結成したら後はひたすらダンジョンで冒険。時おり帰ってきては宿屋に泊まったりアイテムを買ったり。ゲーム性重視のとてもシンプルな作りです。あまりにもシンプル過ぎます。なんせNPCとの会話という要素は本当に一切なく、説明書にもゲーム冒頭にもあらすじの類が無いため、誰が何のために冒険しているのか本当に全くわかりません。プレイヤーがゲームの世界に没頭するための導線とか考えなかったんでしょうか。


 ゲームのメインステージとなるダンジョンですが、決まった形がありません。入る度に形が変わる、と言うよりプレイヤーが決めます。 数字ではなくダンジョンの通路や部屋の種類が描かれたダイスを振り、それによってダンジョンの構造が決定されます。なので運が良ければ(悪ければ?)いきなり行き止まりの部屋を引き当て、一歩進んで冒険が終わったりします。

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 敵が出るマップを引き当てると戦闘開始。戦闘も同じくダイスを振って各種行動の結果を決めるのですが、特筆すべきは『敵のターン』という概念がないこと。
 ダンジョン画面と違い戦闘のダイスには攻撃などの絵が書かれているのですが、その中に敵の攻撃というものが有り、運悪くコレを引き当ててしまうとこちらは攻撃できず敵に攻撃されるわけです。つまり目押しが可能な人なら一方的に攻撃し続けることが出来ます。他サイトの感想を漁るに目押しは難しくないそうですが、私は無理でした、というかそんなもの頑張るほどプレイする気になりませんでした。

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 ゲーム性はこんな感じで至ってシンプル。アイテムの種類も非常に少ないため(多分説明書に載ってる10種類だけ?)トレジャーハントなどを楽しむわけでもなく、ひたすらダンジョンの冒険に主眼を置いているようです。
 で、何が笑ったかというと、とにかく細部が適当すぎるんです。


 まず、アイテムとお金はパーティで共通ではなく一人ひとり個別に所持するんですが、受け渡しも売買も一切出来ません。さらにアイテムを味方に使うこともできません。

 また死んだキャラは町の神殿で生き返らせるしかなく、蘇生アイテムや魔法の類は一切ありません。蘇生にはお金がかかるのですが、前述の通りお金の受け渡しが一切できないため死んだキャラが貧乏だったら悲惨です。生きているキャラのお金で蘇生させてあげることも何故か出来ません。どんだけ個人主義のパーティなんですか……。

 ただし、ダンジョンクリア時に少額の報酬がもらえるため、死体を連れて何度もダンジョンをクリアしていけばそのうち蘇ることは可能です。


 インターフェイスも非常に不親切かつ作りが雑。
 町やダンジョンなどでは画面下部にパーティメンバーの名前と現在の状態が表示されているのですが、なんとここに表示される所持金とステータス画面に表示される所持金が食い違うことがあります。基本的にステータス画面に表示される方が正しいようです。お陰で「やった、これでやっと死んだキャラを復活できる」と思ったら所持金が足りなかったということが有り発狂しそうになりました。
 
 さらに名前もバグる。上の町画面の画像に『ミンポウモ』というキャラがいますが、ホントは『ミンポウ』です。他にも『カナオ』と名前をつけたキャラを作ったのですが、『カナオア』とか『カナオウ』って感じで何故か語尾に1文字付け足されます。もっと丁寧に作れ……。


 今どき珍しく、アイテムがどんな効果があるのかも作中では一切表示されません。そもそもゲームのメイン要素たるマップや戦闘で振るダイスの効果も一切わからないのでやって覚えるしかありません。

 説明書? ええありますよ。冊子状ではなくペラッペラの折りたたまれた紙1枚のが。たった10種類しかないアイテムの効果もバッチリ書かれています。
 例えばポーション。効果:ヒーリング

 わかんねーよ! 何ポイント回復するんだよ!

 これなんてまだマシです。他にもっとひどいのが、

宝石  効果:綺麗
美術品 効果:豪華

 説明を放棄してる。説明書なのに。
 嘘じゃありませんからね。本当に書いてますからね。証拠のスキャン画像。

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 ちなみにダイスの説明は一切書いておらず、結局振って覚えるしかありませんでした。何なんでしょうかこの説明書は。もしかして遊んでほしくないのか。
 無理やり褒めると説明がなくてもとりあえずプレイ出来たので、直感的に理解しやすい優れたゲームデザインなのかもしれません。面白くないけど。

 この取説、他にも町メニュー『神殿』の説明が魅力的すぎる。

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 キャラクターが死亡している場合は生き返ることが出来ます。死亡していない時に寄付をしても構いません。

 構いませんて。
 試しに寄付とやらをしてみましたが何の恩恵もありませんでした。どうやら無駄にお金を消費するだけみたいです。これあれだろ。絶対『死亡していない時の処理』をプログラム組むのが面倒くさくて省略しただけだろ。


 他に謎すぎるのが複数人プレイというシステム。最大4人で遊べるんですが、一般のボードゲームの様に順番に操作してどっちが先にダンジョンをクリアできるか勝負!とかは出来ません。逆に協力プレイも出来ません。
 じゃあ何ができるかというとですね、1つのパーティを複数人で操作するんです。戦闘や移動のコマンドを順番で入力。それだけです。意味がわかりません。アクションならともかく、コマンドRPGを数人で順番に入力して何が楽しいんですか。


 こんな感じでありとあらゆる場所に雑な仕事が散見される本作ですが、地味にOPアニメが有ります。ほとんど止め絵で下手なフラッシュアニメより動きませんけど、逆にいうとちょっとは動きます。こんな所に力を入れてる暇があったらゲームをしっかり作ってくれ。



 以上、ネタとしてなら買ってもいいかもしれないすごろく感覚RPG『superlite1500 パンゲア』でした。
 私はボロクソに書きましたけども、凄い褒めてるブログを見つけてびっくり。

http://hitori-kikaku.cocolog-nifty.com/mousougamekikaku/2010/02/rpg-f78b.html

 上記ブログでは本作のゲームシステムに惚れ込んだのか、複数のエントリーにまたがってリメイク修正案を熱弁してます。これを読んでると自分がこのゲームの魅力に気付けなかっただけなのかもと思わないでもありません。だからといって改めてプレイしようとか全く思いませんけど。

 またここの記事を読むにどうも『パンゲア』は昔存在したアナログゲーム『だいす☆くえすと』という物と非常に似通っているようです。幼少期にゲームブックに夢中になった私としては、むしろこの原作(?)の方に興味を持ちました。こういう1人で遊べるアナログゲームって大好きです。どこかに売ってないかな―。

 オークションにも全然出てないので、どこかで見かけた方はご一報ください。








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[ 2014/08/06 19:38 ] 感想文(ゲーム) | TB(0) | CM(0)
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