架空チョコレート

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仮面ライダーウィザード 全53話+劇場版3作品 ざっと感想

『仮面ライダーウィザード』を全話、見終わりました。

 3年くらい前にyou tubeで東映の公式配信が始まったのをきっかけに特撮趣味の世界へと戻ってきて以来、DVDなどで少しずつ仮面ライダーを追いかけてきたのですが、これで平成ライダーで見てないのは残す所『響鬼』のみです。ちなみに昭和ライダーは初代、V3、スカイ、スーパー1がまだ見れてません。

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 今回視聴したのはテレビ版全話に加え劇場版の『ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』『in Magic Land』『鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』も含みます。ちなみに『スーパーヒーロー大戦Z』は大分以前に視聴済みです。
 後は『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』を視聴すればウィザード関連はコンプリート。もう数日でDVD発売ですね、楽しみです。と言っても買う金なんて無いのでレンタル待ちですが。


 1周間足らずで全部見たのでしんどかった。ウィザードに限らず、他の平成ライダーも全部こんな感じで一気見してるので、正直細かい部分が全然見れてないです。じっくり見たいとは思ってるんですが、他に見たい作品があったりしてなかなか時間が取れないのが悩みどころ。



 さて『ウィザード』の感想ですが、何よりも驚いたのは晴人とコヨミが本筋を通してきっちり主人公とヒロインしているところでしょうか。これ、仮面ライダーの中ではかなり珍しいというか、もしかして初めて? 
 仮面ライダーって基本的にヒロインの影が薄くて主人公や物語への絡みが少なく、主人公と恋仲になることもあんまりないんですよね。ウィザードでも明確に恋人同士となった描写はありませんが、愛しあっていたと考えて問題ないでしょう。

 そのコヨミの生命を諦め、心を救うことを選んだ最後は思い出しても涙が滲みます。本当はもっともっと一緒にいたかったはず。
 けどコヨミは最期に言いました。「一度失った命は取り戻せない。取り戻しちゃいけない」と。そして「静かに眠りたい」という最後の希望を託して消えていきました。

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 なら晴人としてはその希望を叶えるしかありません。なぜなら彼は常々「今を受け入れ、前に進む」ために戦ってきたからです。いつまでも彼女の命にすがり、取り戻そうとあがくのは今を受けれていない証拠となってしまいますから、コヨミや仲間たちが応援してくれた今までの戦いを否定するような、そんな道は選べるはずないんです。ましてやサバトのような、他人を犠牲にする方法なんてもっての外。

 意地悪な見方をすれば「コヨミの命を諦めた」と言えるでしょう。けどそれは決して後ろ向きな選択ではないと私は思います。なぜならそうして彼女の心を救うことを自分の『希望』としたのですから。今まで誰かの希望のために戦ってきた晴人が、初めて自分の希望を持ったのですから。



 仮面ライダーでヒロインと死に別れといえば『ストロンガー』もですが、あれはちょっと納得いきませんでした。死んでしまうエピソード自体は泣けるのですが、その後はまるで最初からいなかったかのような扱いになって、最終回でも特にヒロインに対して思いを馳せるような描写とかもなかったので。



 印象に残っているのは、2回もあった『敵と分かり合えるかと思いきや、そんなことはなかった』エピソード。フェニックスとグレムリンですね。

 特に衝撃的だったのがグレムリン。『人間の心をもったまま怪物になってしまった人物だが、実は人間の頃から怪物のような心だった』というのは完全に予想外でした。晴人がグレムリンを助けた時「これフェニックスの時と被ってんぞー」って胸中ツッコミを入れたもんですが、まさかあんな結末が待っていたとは。35話の『空の向こう側』ってサブタイトルもニクい!

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 ここで気になるのが、果たしてグレムリンは本当に人間の心を持ったままだったのか? ということ。
 個人的に、グレムリンの勘違いという可能性もあるんじゃないかと思ってます。ファントムってゲートの記憶を引き継ぐようですから、人間・空の心とファントム・グレムリンの心の親和性があまりにも高くて『自分は人間の心を持ったファントムだ』って思い込んでしまったのではないかなと。


 ところでもし本当に人間の心を持ったままのファントムが生まれうるなら、いつかその力でファントムから人間を守ろうとする晴人とはまた違った『仮面ライダー』的な存在も現れるのでしょうか。それも面白そうだなあ。



 グレムリンと言えばもう一つ印象に残るのがラストバトル。
「人の希望を奪って、君はそれでも魔法使いなのかい」と皮肉られたことに対する晴人の返し、

「人の心を失ったお前は、人間じゃないだろう」

 このセリフ、どこか絞りだすように言ってたのが気になってます。完全に本心で言ってるわけじゃないのかなと。

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『人の心』の定義なんて極論すれば人それぞれですから、グレムリンのあの心だってやっぱり『人の心』ではあると思うんです。多分晴人もそれをわかってる。けどそんなことを言って危険な存在を野放しにしてしまったら、自分の愛する者達が傷ついてしまう。だから晴人は選んだんじゃないでしょうか。グレムリンのような存在は人として認めず、他の人々を守るために倒すと。
 力ある者として決断したのです。

 心優しい晴人としては、後悔はないでしょうが、飲み込みきれないしこりは心に渦巻いていることでしょう。戦わないでいいならそれに越したことはないですから。



 フェニックスに関してはグレムリンよりシンプルですが、どうしてもわからないのが21話。凛子ちゃんと話してる時、涙を流すでしょう。あれの意味がさっぱり分からない。あれのせいで、実はフェニックスは人間の心が残ってたりするんじゃないかと完全に勘違いしてしまったんですが、結末はあの通りでした。

 なぜ泣いたのでしょう。良くも悪くも感情を表に出しまくる人物ですから、単にやりたいことをやれない悔しさからなんでしょうか。



 残念だったは輪島のおっちゃんと仁藤が割りとほったらかしなこと。

 仁藤は強烈で憎めないキャラクター性から存在感が高く、最後の方でも我が身を犠牲にサバトを止める等大活躍をしましたが、それ以外ではイマイチ有機的に物語に絡んできた印象がありません。

 でもしょうがないかなとは思います。古代の魔法を作ったのはどのような文明なのかとか、どのようにして古代の魔法から現代の魔法へと変遷していったのかとか、どうやってキマイラをベルトに閉じ込めたのかとか、興味は付きませんけど本筋に全然関係ないですもんね。仁藤もただ巻き込まれただけで本来魔法やらなんやらに全然関係ない一般人ですし。
 一つはっきり言えるのは、ベルトを拾ったのが仁藤でよかった。

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 ただ、作劇上仕方ないとはいえ劇場版でキマイラが再度あっさり捕まってたのがなんぼなんでも気の毒すぎる(笑)。TVシリーズではかなり強大な力を持ってるっぽい雰囲気を醸し出してたのに、一気にへっぽこな印象になっちゃいましたよ。
『W』のアクセルやエターナルみたいに、再度捕まった時のエピソードを描いたVシネマとか出して欲しいな。キマイラの名誉のためにも。
 仁藤のことを気に入ってた節がありましたし、案外面白半分にわざと捕まったのかも知れませんね。


 ところでビーストのフォームチェンジは、やけにカメレオンの出番が多かったのは気のせい? あの舌が便利なのかな。イルカは一番出番が少なかったように思います。初登場の解毒が唯一の見せ所でした。



 輪島のおっちゃんに関しては指輪を作れるという地味ながらもかなり重要なポジションなので、その秘密に迫るエピソードは入れるべきだったと思う。あれはもう才能なんでしょうか。実は輪島家は代々魔法使いへ指輪を提供していた家系だった、とか。

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 どちらもかなり妄想の余地があり、2次創作的には美味しい部分だと思うのですが誰か漫画とかで描いてくれないかな(チラッチラッ)。



 仮面ライダーファンとして一番グッと来たのは、やっぱり実質最終回である51話の、初めてのライダーパンチ。
 ライダーといえばやっぱりパンチとキック。なのに本作では指輪をはめて戦うという特徴から史上初ライダーパンチが出来ない仮面ライダーとなりました。それがこんな形で活かされるとは全く予想しておらず、してやられたなと。
 コヨミの死を受け入れ、彼女と自分の希望を乗せたライダーパンチ、歴代の先輩たちに負けないカッコよさでした。

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 ウィザードの戦い方といえば、最も銃を多用した主役ライダーという印象もあります。銃ライダーは弱いというジンクスを頑張って払拭してくれたと思うので、銃好きな人は拍手を贈ろう(笑)。



 以上、ウィザードを見て思ったことをとりとめなく綴ってみました。
 ライダーやベルト、武器などのデザイン面ではもう一つハマれる要素がありませんでしたが、物語やキャラクターはとても楽しめました。総じて好きな作品です。







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[ 2014/08/04 08:00 ] 感想文(特撮) | TB(0) | CM(2)
「鎧武&ウィザード」の二度目のコヨミの変身シーンと「555最終回」の木場の変身シーンが重なって観えた22歳の社会人見習いです。

「555TVシリーズ」の草加の最後の変身を観てから「戦わなければいけないけど戦いたくないという葛藤が伝わってくるゆっくり変身。」が好きになったので、35話の晴人とソラのW変身には興奮しました。



34話の予告を観た時は(また騙される展開かよ。)と思いましたが、36話の前話のあらすじを観て(ニチアサやりやがったな。)といい意味で裏切られました。

僕が(もっとやってほしい。)と思ったのは、コヨミとゲストキャラの交流でした。


(「鎧武&ウィザード」は「龍騎」や「555」をやっていた頃の平成ライダーの雰囲気をもう一度やってくれた作品。)だと思ったので、初めて一度観に行った映画をもう一度観るという行為をやってしまうくらい好きな映画になりました。

youtubeにupされている「伝説!ライダーの魂! ウィザード編」はTVではやれなかった笛木との決着をやってくれて嬉しかったです(しんみり)

前に紹介した「From Banana Till Lord」の作者さんのMy Listに「ウィザード」の動画と「鎧武」の動画がたくさんあります。


「平成ジェネレーションズ」は観に行く予定でしたが、(母の注意や職場の失敗から逃げるために好きな作品の事を思い出そうとする自分が許せない。)と思うようになったので、DVDを待とうと思います。エグゼイドは10話から観ています。



それでは、よいお年を。













































[ 2016/12/29 21:17 ] [ 編集 ]
あけましておめでとうございます。
というわけで、年明けの返信となっちゃいました。


> 「555TVシリーズ」の草加の最後の変身を観てから「戦わなければいけないけど戦いたくないという葛藤が伝わってくるゆっくり変身。」が好きになったので、35話の晴人とソラのW変身には興奮しました。

その2つの変身シーンいいですよね。
日頃の見栄を切った変身ではなく情感をたっぷり込めた変身というのは、変身ヒーローモノならではの演出で自分も好きです。



> 僕が(もっとやってほしい。)と思ったのは、コヨミとゲストキャラの交流でした。

コヨミは確かに引きこもりがちだったので、もうちょっと出番欲しかったです。
仮面ライダーでは珍しくきっちりヒロインしてるキャラですし、もっと見せ場が欲しかった。
[ 2017/01/03 10:38 ] [ 編集 ]
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