架空チョコレート

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プレイステーションの育成ゲーム『悠久幻想曲2nd Album』 感想

 ゲームを好きになってかれこれ20年近くになるわけですが、なにぶん飽き性のため、それだけやってると『なんとなく好きだけど途中で飽きてクリアしたことない』ゲームというものも無数にございます。
『悠久幻想曲 2ndalbum』はそんなソフトの1つです。

 最近、かつてクリアできなかったゲームや好きだったゲームをプレイするのがマイブームでして、その流れで本作も17年越しのクリアと相成りましたので感想を書いていきたいと思います。


 このゲーム、好きです、ええ。けれど面白いか面白く無いかで言われれば、正直そんなに面白いものではないですし、今あえておすすめするつもりもないです。けどやっぱり好き。
 当時わりと序盤の方で飽きたにも関わらず、何故か悪い印象は持たなかったんですよね。そのまま十数年も、そこそこ好きなゲームとして心に残ってました。不思議です。

 一番の魅力はやっぱりキャラクターデザインだと思います。はっきり言ってキャラゲーですから当時からしてキャラ目当てに購入したわけで、そこが好みだったせいで心に残ってたんじゃないでしょうか。加えて言うと、ADVゲームとしては私のゲーム歴の中でかなり初期に位置しており、なおかつ育成ゲームをあまりやったことがないため印象に残ってたんだと思います。

 以下『概要』『システム』『シナリオ』『音楽・グラフィック』『総評』と5項目に渡って感想を述べていきます。



●概要

 本作はプレイステーション・セガサターンの2機種で発売された育成SLG+ADVの第2弾です。舞台は前作と同じであり、前作のキャラクターたちもほぼ全員登場して華を添えてくれますが物語は続いていないため本作からでも問題なく遊べます(私は1をやってません)。
 主人公含む4人のキャラを育成しつつ絆を深めていき特定キャラとのベストエンディングを目指すタイプのオーソドックスな内容に、スゴロク形式のマップや戦闘など若干のRPG要素も加味されてます。



 物語は剣と魔法の古典的なファンタジー世界にあるエンフィールドという街が舞台。
 そこの自警団の一部隊、第三部隊はあれこれあってメンバーが主人公1人になってしまい解散の危機に。そこで1年の猶予が与えられ、その間の活動で評判が良ければ存続という措置が取られます。
 部隊に思いいれのある主人公は、10人の友達から3人の協力者を募りなんとか解散を免れようと奮闘することに。


 エンディングでは部隊の存続の他に、1番好感度の高いキャラとのエンディングが待っている他、残りの2人のその後も育成の仕方によって3種類に分岐。さらにあらすじには書かれていない部隊存続とは別のメインシナリオがあり、その内容も3種類に分かれます。メインシナリオのベストエンドを見るには最低2回のプレイが必要です。


 シナリオ・キャラがメインのゲームとしてはこれだけ分岐が豊富なのは目を見張りますが、後述する数々の不満のため周回するのはかなり愛がないとキツいです。私は3回でギブアップでした。






●システム


 本作はシナリオ通り自警団として働く過程がそのまま育成要素になっており、受けた依頼に応じて能力がアップしていきます。自警団とは言っても実質『何でも屋』であり、店番から喧嘩の仲裁、イベントの盛り上げ役からカウンセリングまで仕事内容は様々。そうして得たお金で毎月仲間たちに給料を払い、また次の月も頑張るわけです。


 各キャラクターは『全筋力』『耐久力』『瞬発力』『魔法力』『抵抗力』の基本能力が設定されており、これはある特殊な条件(後述)以外では上昇しません。そのため成長させるのはもっぱら6つのスキルとなります。

 スキルは『体術』『技工』『教養』『交渉』『信仰』『神秘』と分かれており、この値によって肉体労働と頭脳労働のどちらが得意か決まってくるわけですが、前述した基本能力も大きく影響しているため楽にプレイしようと思ったら最初から育成方針は決まっていると言っても過言ではないです。

 さらに『火』『水』『風』『土』の4つの属性パラメータも仕事内容に応じて変化していき、覚醒値というポイントが一定以上たまるとその時の属性に応じて覚醒能力に目覚めます。この中には魔法のように戦闘中使えるものやスゴロクマップで有利に進むことが出来るものの他に前述した基本能力を上げるものがあるため、これによって本来そのキャラが得意でない分野で活躍することも可能となるわけです。
 ただしあくまで欠点を補う程度にしか成長せず、魔法系キャラを物理系に特化させるほどではありません。


 このように中々ややこしく凝った作りになっており、自分の目標に応じて育成させることに夢中になれる人にはたまらないんじゃないでしょうか。普通にクリアするだけなら難易度は低く、基本的には初期値の高いスキルをそのまま育てていけば進めるのは容易です。


 ただひとつ厄介なのが、成長させたスキルに応じてエンディングが分岐することです。
 好感度が1番高いキャラは主人公とのキャラ別エンディングへと突入しますが、それ以外の2人は育てたスキルに応じて後日談が『α』『β』『γ』の3つに分岐します。このうちαだけ専用グラフィックが見られるのですが、その条件となるスキルは大体そのキャラの苦手な分野が設定されてます。

 苦手な分野を伸ばすには苦手な仕事につく必要があり、苦手な仕事をすると成功率は下がり、仕事が失敗すると報酬が減り最悪ゼロになる。序盤だけは結構厳しいゲームなので、かなり計画的に進めないと給料を下げなければいけない可能性も出てきます。下げるとやる気が減り、やる気が減ると仕事の成功率も下がるためどんどん悪循環に。

 基本的な難易度がそれほど高くないためこの手のゲームが得意な人には問題ないかもしれませんが、頭を使うことが苦手な自分には結構厳しかったです。楽にクリアしようと思ったら、αを見るキャラは1人に絞り後1人は犠牲にしたほうがいいです。


 ここで期待したいのが俗にいう『強くてニューゲーム』つまり周回要素ですが、残念ながらそんなものはありません。何回クリアしようと引き継げるものは一切なくすべて最初から。

 個人的にここが一番ネックでした。分岐が豊富なキャラゲー故、楽にシナリオを楽しむための配慮が欲しかったです。凝った作りになってる育成部分を見るに、スタッフとしてはキャラゲーではなくあくまでSLGとして世に放ったのかもしれません。



 他にテキスト主体ゲームとして致命的なのが、バックログと既読スキップがないこと。
 早送りだけは出来ますが、読んだことのないテキストも容赦なくすっ飛ばされるため油断は禁物です。同じイベントでも最初に選んだ面子や選択肢によってセリフが変わってくるため、あまり調子に乗って飛ばしていると泣きを見ることも。

 ただ、そもそも当時のADVにこれらの機能が普及していたかどうかが私にはわかりません。今となってはないと叩かれるレベルですが、もしかすると当時としてはなくても珍しくなかったのかしれません。






●シナリオ

 はっきり言って全体的にそう面白いものでもないです。

 メインシナリオの結末3種類、10人のキャラクターにそれぞれキャラ別エンディングと後日談3種類で40種類の結末、さらにサブキャラ2人にもエンディングがあり、ゲーム中の各種イベントも選択肢の選び方によって内容が変化……と、全部見た人がいるのか疑問に思うほどの豊富さですが、身も蓋も無く言ってしまえば薄いものを積み重ねただけという印象が否めません。

 ちなみに自分が見たキャラ別エンディングはトリーシャ・ローラ・由羅、後日談αはトリーシャ・ローラ・ルーで、メインシナリオの結末は3つとも見ました。



 まず、キャラゲーとしては致命的な事にそれぞれのシナリオが大して面白くない。大きな起伏がなく、先を読み進めたくなる吸引力に欠けます。

 例えば私が一番好きなキャラ、トリーシャのシナリオは、父親との関係が今一うまくいかないという内容で『実は血がつながってませんでしただからちょっと距離をおいてた、けど愛してるよ!』とそんだけ。

 エンディングではトリーシャの方は主人公にべた惚れで付き合っていると公言するものの、主人公の方はまだそこまで考えてないらしく煮え切らない態度を取り、どういうことかと詰め寄るトリーシャの父相手に困り顔、とそんだけ。

 もっと、こう、なにかないものか。そこに至り、解決するまでの山場が。


 キャラごとにイベントも多数用意されてますが、良くも悪くも日常的でありやはりドラマ性は低いです。それぞれのイベントの中に豊富に分岐が用意されているため内容が結構変わってくるのはいいのですが、何周もして全部見たくなるほどの魅力は感じられませんでした。

 行事ごとに関するイベントが各キャラの誕生日以外1つもないのも気にかかります。架空世界が舞台なのでクリスマスや正月がないのはむしろ自然かもしれませんが、キャラクターたちと行事を楽しく過ごすのもこの手のゲームの魅力のはず。
 せっかく日付のあるゲームなんですから、祭りや年末年始の行事など、何かしら用意して欲しかったものです。


 また分岐の結果、イベントは失敗・成功が判断されるのですが、これもなんだか半端な要素です。それまでの流れやイベントに深く関わってるキャラクターの人間性や展開などから正解を判断できる場面というのは少なく、大体は勘で進めるしかありません。
 イベントの成否はエンディングには全く関わらないので仮にすべて失敗しても支障はないのですけど、どうにも腑に落ちないなあ。

 豊富なシナリオは全てタイトルが付けられておりどれを見たかは一覧表でチェックすることが出来ますが、さすがに選択肢による分岐まではリスト化されていないため、回を重ねるとどのイベントでどんな選択肢を選んだかわからなくなってくるのも困りもの。システムの項で述べた通り既読スキップがないのが本当に惜しい。




 メインシナリオの方はというと、説明書などのあらすじを読むと自警団存続のために奮闘するだけの物語に見えますが、その過程で自警団及び街全体に関わるある秘密に近づいていく事になります(ただし進め方によってはその秘密には関わらない)。

 その秘密とは、自警団団長が実は秘密結社『物言わぬ柱』の幹部だということ。この組織は古くからの住人のみで構成され陰ながら街を支えるような活動を行っており、将来的な目的は街を強力な軍事力を持った国家へと発展させること。

 しかしあくまで街を守るために力を求めていたはずが、いつのまにやら理念は暴走し、魔獣を合成する非人道的な実験を繰り返したり、人員補強のためならず者を雇ったりして街の人々を危険に晒すような結果を招いてしまいます。

 ベストエンディングでは、自警団として街のトラブルに関わっているうちにそうした秘密に近づいた主人公が、それらに団長が深く関わっていると確信し真正面から糾弾。街を愛する団長は主人公にかつての仲間(死んでしまった主人公の上司)を重ね、自らの過ちを悔いて街を去っていく、という展開になります。


 メインシナリオは3つに分岐すると書きましたが、正確には分岐というより上記のシナリオが出し惜しみで少しずつ解き明かされるだけです。

 まず1つ目、多少街の裏側で何かきな臭い事が起こっていると勘付きつつも、結局深く関わらない平坦なシナリオでラストは仲間たちと公園を散歩するだけ。

 2つ目、がっつり秘密に関わり、団長が『物言わぬ柱』の幹部だと判明し、なぜ組織が暴走してしまったのかなどの経緯を知る結末。

 そして3つ目、これがベストエンディングと呼ぶべき全てが判明するシナリオなんですが、『物言わぬ柱』の首領が実は主人公が敬愛してやまない今は亡き上司だったと判明する、とこれだけ。つまり2つ目にちょっと情報が付け足されるだけです。


 ベストエンドは1つ目と2つ目のルートをクリアしないと見れません。2つめのセーブデータを取っておけば3つ目にも簡単に入れますけど、分ける理由が一体どこにあるのかと。

 びっくりなのが、このベストエンディングの見方が唯一の攻略本にすら書かれてないことですよ。私は攻略サイトを見て初めて存在を知りました。よく見つけたなー。


 このシナリオ自体の良し悪しはともかく、料理の仕方にやっぱり問題があります。ドラマを意識して構築されてない。
 主人公が積極的に捜査するうちに真相へと近づいていき自力で解く、というわけではなく、たまたまあちこちで手に入れた情報をつなぎ合わせると団長が怪しく思えるので糾弾したら白状した、とこれだけなんです。
 苦労してたどり着いたベストエンディングが、すべての秘密を団長が淡々と説明するだけのものなんて、あまりにも淡白。ここでしか見れない専用グラフィックなどがあるわけでもないです(そもそもそんなものが必要なほどドラマチックな展開ではない)。



 と以上のように、メインシナリオにせよキャラ別シナリオにせよ、どこかあらすじを読まされているだけのような起伏の少ないものばかりが続くため、とにかく盛り上がりに欠けます。キャラデザやゲーム性に魅力を感じられない人は、序盤で早々にやめてしまうでしょう。






●音楽とグラフィック

 シナリオが今一面白くないと書きましたが、その理由の一端は演出の平坦さにもあると思います。

 まずグラフィック。ADVとしてとても致命的なことに、所謂『イベントグラフィック』がとても少ないです。しかも決まったポイントでしか用意されてません。
 各キャラの専用ルートに2枚と、3つある後日談の1つαルートに1枚。これだけです。ちなみにサブキャラ(クレアとヘキサ)にもエンディングが用意されてますが見ていないため詳しくはわかりません。

 これ以外は情け容赦なく、そうメインシナリオでさえ1枚も用意されてないのです。3回クリア(セーブデータを流用すれば実質2回)してようやく見られるベストエンディングでも、専用グラフィックなんてものはありません。
 キャラ別エンディングと後日談αルートで見れるグラフィックも、自分が見た範囲では苦労の甲斐が感じられるような魅力的なものではありませんでした。


 かと思ったら、なぜか立ち絵は意外と充実してます。1・2回くらいしか登場しない名もないキャラや、果てはただの猫にまで用意されてる始末。街の子供にはなぜか男女2種類ずつ計4バージョンも存在。
 もっとも、それぞれ表情差分はなく常に一定のグラフィックでしゃべり続けます。ある程度物語に関わる名のあるキャラですら1種類です。力の入れどころ間違ってると思う……。
 加えて言うとモブキャラの立ち絵は全体的に下手くそで、当時の同人ゲームにさえ負けてるんじゃないかと思います。



 音楽も少ないですね。
 各キャラのテーマ局、OPとED、後は日常シーンや緊迫シーンなど本当に必要最低限のみ用意している印象です。例えば悲しげなBGMも1種類しか用意されてないため、少し暗いだけのシーンにやたら悲壮なBGMが流れたりしてどうにも噛み合いません。



 もともと起伏の少ないシナリオにこれらの要因が重なり、ゲーム全体に漂うマンネリ感を助長してしまっているのがなんとも痛いです。






●総評

 改めて自分で書いた感想を読み直してみるとびっくりするほど文句ばかり言ってますが、こう見えて嫌いではないんです、本当に。
 こういうのを『ツボ』にハマったというのかもしれません。


 なんでこのゲームが好きなのか。
 考えてみたのですが、所謂『日常アニメ』にハマるのと似たような理由かもしれません。

 度々盛り上がりに欠けると書きましたが、逆に言えば心抉られる悲しい展開や鬱々とした暗い展開などもなく、安心して読み進めることができます。

 加えてファンタジー好きな私は剣と魔法の世界に対するあこがれが半端なく高いので、そういった世界で魅力的な仲間たちに囲まれ忙しくも充実した日々を過ごす、という夢の様な日常を仮想体験できるだけである程度満足感を感じてしまいます。
 この『ゆるさ』が、本作の魅力なのかもしれません。

 面白く無いんだけど人を悪く言わないし欠点もないから嫌いになれない芸人っていますけど、このゲームはそんなポジションかも。


 育成面に関しては結構凝っているので、自分で目標を設定し計画を立てるのが好きな人なら割と楽しめるのではないでしょうか。1回のプレイ時間は7時間程度と短いのもあって、毎回遊び方を変えてみるのも楽しいかもしれません。


 今あえてプレイする価値があるか? と言われば首を傾げますが、それでもなんだか愛してしまう不思議な作品というのが自分の中の評価です。中古で100円とかで買えますし、PSバージョンならPS3でもプレイできますから、興味を持たれた方はプレイしてはいかがでしょうか。






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[ 2014/02/13 15:20 ] 感想文(ゲーム) | TB(0) | CM(0)
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