架空チョコレート

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『真・仮面ライダー 序章』 あらすじと感想

・あらすじ

 オートバイレーサーになる夢を持つ青年、風祭真。
 科学者である父の研究を手伝い被験者として研究所にこもりっきりになった彼は、ある日自分が怪人となって人々を襲う夢を見る。
 研究が一段落し久々に外に出た彼は、自分が夢に見たのと同じ事件が頻発している事を知る。

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 自分が怪人なのではないかと不安に駆られた彼は、ある日父と共同で研究を進めている鬼塚儀一が工場で1人怪しげな実験に興じている現場を目撃。自分を被験体になんらかの実験を進めているその光景を目撃している間に謎の頭痛に襲われるが、その時武装した集団が来襲し鬼塚を襲い始める。頭痛で身体の自由が効かず気絶してしまう真。目覚めた後には荒れきった現場に惨殺された武装集団の死体が残されており、脳裏にはその惨状を引き起こした記憶が刻まれていた。

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 翌日、自分は一体どうなってしまったのか鬼塚を問い詰める真だが、彼はただバッタの能力に注目しなんらかの研究を進めていることを示唆するだけではっきりとは答えなかった。
 真は再び件の工場を訪れるが、中は完全に片付けられて何一つ残っていなかった。訝しむ彼に1人の女性=セーラ・深町が接触してくる。真に協力を求める彼女の狙いは、件の研究をバックアップしている『財団』の壊滅だという。詳しい話を聞く間もなく銃撃に襲われる2人。女性は真を逃がしながら、自分と接触しているところを見られた以上、研究所に戻っていはいけないと忠告してくる。

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 人を殺してしまったことに苦悩し荒れる真を見かね、恋人であり研究所の所員である愛は所長へと真の今後の処遇を問い詰めるもはぐらかされてはっきりした答えは引き出せなかった。その頃研究所へと潜入した真は、何か獣の唸り声のようなものを耳にする。その声が聞こえてくるトレーラーの後を付けると、セーラが指揮する武装集団に襲撃され横転するトレーラーを目撃。途端、工場での一件の時のように頭痛に襲われる。

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 武装集団の砲撃により炎上するトレーラーから這い出てきたのは、怪人と化した鬼塚だった。その力に共鳴し、自らも似た姿の怪人へと変貌していく真。その前に所長の部下であり改造兵士である豪島が現れセーラに襲いかかる。咄嗟に助けに入った真は豪島を撃退し、その場から逃げ去るのだった。

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 真は愛から財団の恐ろしさを聞かされる。世界を裏から牛耳ろうとしている財団は、軍需産業に置いて大きな利益を上げるであろうサイボーグ・ソルジャーの製造を試みる。鬼塚はその狙いに気づいていたが、科学への狂った信奉から自らを被験体にして改造兵士の研究を進めていた。良いサンプルになると財団側もそれを黙認、真もその犠牲者だった。真の殺人の記憶は、バッタの共鳴力を応用した改造兵士同士の記憶の共有であり、鬼塚の犯行であって真自身が行ったことではなかった。

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 愛は真の身体を元に戻すため研究所へ戻ろうと提案。上層部を説得し必ず戻ると約束し、1人研究所へと戻る。だがお腹に真の子供を宿している彼女は絶好のサンプルとして監禁されてしまう。
 1人待ち続ける真は愛のお腹の赤ん坊がテレパシーで助けを求めていることを感知し、研究所へと乗り込む。時を同じくしてセーラの率いるCIAの部隊が研究所を壊滅させるため乗り込んできたため、騒ぎに乗じて愛と父親と共に脱出を試みるが、愛が凶弾に倒れてしまう。
 再び立ちふさがる豪島に自らの意志で変身し立ち向かう真。撃退に成功するも、突然来襲したヘリによって父親と共に捉えられてしまう。だがヘリはセーラの放ったバズーカにより墜落。

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 愛の亡骸を抱え、真はまだお腹の中で生きている子供を守っていくと決意し、1人去っていくのだった。

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・感想

『仮面ライダーBLACK RX』放送終了後、3年の時を経て作られた色んな意味で新しすぎる仮面ライダー、それがこの『真・仮面ライダー 序章』です。
 Vシネマという媒体もあって、多分仮面ライダーをあまり知らない人たちの間では1・2を争うほど存在感がないはず。ここ2・3年でライダーにはまりはじめた私も当然知りませんでした。当時製作を知ったファンは、このあまりの路線変更ぶりに驚いたんじゃないでしょうか。

 本作は仮面ライダーとは名が付いているものの、ちびっこ達におもちゃを売るプロモーションムービーではなく大人向けの映像作品として作られているためその表現方法が従来のライダーとあまりにも一線を画しています。血しぶきは飛ぶし怪我の特殊メイクはグロいし女性のおっぱいは出るし、そもそも主役のライダーのデザインからして生物感丸出しでまさに怪人。

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 これ仮面ライダーか? と多くの人が首を傾げることでしょう。

 しかし『大きな組織によって改造され超人的な力を得てしまった漢の戦いと悲しみを描く』という内容自体はまごうことなく仮面ライダー。タイトルに『序章』と付いている通り、本来は連続ものとして制作されていたそうな。
 もし続きが作られた場合はスーツやバイク、そして仮面を手に入れる過程が描かれる予定だったそうで、最終的な『大人向けライダー』が一体どのような姿をしているのか、まだ見ぬその姿に本作をリアルタイムで見た人たちは今でも焦がれているのではないでしょうか。

 ちなみにこんな内容とデザインだから評価は散々なのかと思いきや売上はよかったんだとか。公式でも黒歴史化されてるなんてことは全然なく、ここ数年恒例となったライダー映画にもしっかり客演しその異形を晒しています。初客演は『ディケイド』でしょうか? 当時見ていた子どもたちはなぜかライダーと並んで戦ったこの怪人をどう思ったのか聞いてみたいもんです。巨大ライダーの『J』とどちらが驚かれたでしょう。


 さてその内容ですが割りと容赦なく暗いです。ヒーロー然としておりません。先に述べた通りライダーの姿はインパクト抜群ですが、作品としては至って地味。
 後に劇場公開される『J』や『ZO』と違いたっぷり1時間半ほどもあるのですが、初めての変身まで50分もかかります。しかも2回しか変身しません。『J』『ZO』は40分程度の中3回くらいしてた気がするので、この辺からも子供向けヒーローではないことが感じ取れます。無論必殺技も変身の掛け声もなし。登場する敵怪人も1体だけ。
 正直全体的に冗長かと。やりたいことは分かるんですが、もうちょっとテンポに気を配って欲しかった。

 特殊メイクや着ぐるみは大変よくできているのですが、

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 このライダーベビーだけなんだか妙に出来が悪いと思うのは私だけでしょうか。どっかの芸術家が作った趣味の悪い土産物みたい。

『強殖装甲ガイバー』で生物兵器ものが好きになった自分としては有機的なライダーのデザインとかハードな内容は大変好みなのですが、構成が悪いのかあまり楽しめませんでした。ともあれまさに「俺達の戦いはこれからだ!」ってところで終わるので、続編でもリメイクでもいいので最後まできちんとやってほしいもんです。ライダーのデザインは変えないで。

 半端なところで物語を打ち切られてもよく、怪人大好きな人なら見てみてもいいかも。


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[ 2013/11/07 20:30 ] 感想文(特撮) | TB(0) | CM(0)
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